Pocochaでは、ユーザーの皆さんに、より安心してライブ配信やコミュニティを楽しんでいただけるように、積極的にご意見をいただき対話する機会を設けています。その一環として実施されている「ポコフォーラム」は、初公開となるPocochaの機能や企画、事前に寄せられたユーザーからの質問にプロデューサーの水田が直接お伝えする場所です。

当記事では、2022年10月15日に開催された第12回目で回答した内容について、一部を抜粋して掲載いたします。

Q.出産の後にライバーとして復帰できるか不安です。10月からトライアルが実施されている「出産に伴うおやすみ制度」とは具体的にどんな仕組みでしょうか。

水田:「出産に伴うおやすみ制度」とは、一時的なおやすみから配信に復帰しやすくなる仕組みづくりの第一弾です。今Pocochaでは、一時的なおやすみを取りにくいという課題があります。そのため、出産や育児の期間など、どうしても配信ができない期間があるライバーさんは、配信から離脱してしまっています。そこで、一時的なおやすみからも配信に復帰しやすい仕組みが必要だと考えました。

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第一弾として、10月から「出産に伴うおやすみ制度のトライアル施策」を実施しています。おやすみの期間は、毎週おやすみチケットを配布し、ランクの変動がなくなります。さらに、一時的なおやすみの復帰から2週間は配信を再開しやすいようにタイムライン表示が優遇されるなどの支援が行われます。

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トライアル施策の申請は、10月初旬より募集を開始しており、第一弾と第二弾で応募をいただきました。第三弾として、11月にも実施しております。

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Pocochaでは、多様なライバーさんが多様な活躍ができる世界の実現を目指し、本施策に取り組んでいます。並行して制度としての課題を洗い出し、改善を繰り返しながら、様々な状況に対応できるような一時的なおやすみ制度を整えていく予定です。

詳しくはこちらのnoteもご覧ください。

Q.ライバーが無理して超・長時間配信をしなくてもいいような環境を作ってくれませんか?

水田:一部のライバーさんで超・長時間配信が常態化していることは課題だと考えています。実際にライバーさんの配信日数、配信時間を調べてみると、S6ランクは最大月300時間、C1ランクでは最大月400時間も配信していることがわかりました。単純計算しても、長い人で1日10時間以上配信していることになります。

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これは最大値なので、必ずしも全てのライバーがそういう状況というわけではありません。しかし、超・長時間配信をする人が増えれば増えるほど、長く配信しないといけないという認識がどんどん広がってしまいます。そこで、長時間配信ではなく、配信や応援の質を重視し、長期的に深い絆を作っていく配信枠が評価されるような環境作りを行うことが、ライバーとリスナー両者にとって良いPocochaになると考え、「配信時間上限」を導入することにしました。

毎月の配信時間の上限、対象者の条件とその狙いについては以下の表をご覧ください。

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本施策は、無理のある超・長時間配信を規制する意図であり、長時間配信をするライバーさんの配信スタイル・個性を否定したい意図はありません。また、長時間配信の目的の一つである新規のリスナーさんにきてもらうための対策として、新規リスナーに来てもらうためのマッチングシステムの改善やPR施策、継続的にPocochaを利用しやすい仕組みも整えてまいります。

「配信時間上限」を導入に関してはこちらの記事もご覧ください。

Q.TwitterやYouTubeに出てくるPocochaの広告は、本来の魅力やコミュニティの価値を表現できているとは思いません。もっとPocochaらしい広告を作ってくれませんか?

水田:Pocochaでは、これまで新規ユーザーを増やすことに特化した広告を多く制作してきました。しかし、できるだけ多くの人にインストールしてもらえるような広告を目指してきたがゆえに、Pocochaの実際の配信枠内で行われているコミュニケーションや、その結果生まれるコミュニティの魅力が伝わりづらいという課題がありました。実際にユーザーの皆さんからも、Pocochaらしい魅力や価値が伝わる広告を作って欲しいというご意見をいただいていました。

これからのPococha広告では、Pocochaを使ったことのない方にもPocochaらしい魅力をお伝えできるように、新しい表現の広告を制作していく予定です。

現在、大きく分けて三つのアプローチで試行錯誤しながら新しい表現にチャレンジしています。ここで、直近それぞれのアプローチで制作した広告をご紹介させてください。

一つめは、ライバーさんに協力いただいた広告です。

実際のライバーさんとその枠のリスナーさんにご協力いただき、リアルな配信枠の雰囲気を伝える広告を制作しました。

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二つめは、TikTokerさんにPocochaで実際に配信を見ていただき、Pocochaの魅力を語っていただくというアプローチで制作した広告です。ライバーさんとリスナーさん同士の交流やコミュニティのあたたかさなど、実際にユーザー目線で感じた魅力を話してもらうことで、初めてPocochaを知る方にもその良さがより伝わるようになっています。

三つめは、CMのようにクオリティの高い動画でPocochaの魅力を表現した広告です。この広告は、配信枠でのライバー・リスナーさんのつながり、またリスナーさん同士のつながりを分かりやすく可視化していて、Pocochaらしいコミュニティの価値を伝える広告になっています。

より多くの方にPocochaらしい魅力を伝えられる広告を制作していくため、ユーザーのみなさんにもご協力いただきながら新たな表現にチャレンジしていきます。

Q.今でも不正なアカウントを見かけるのですが、アカウント規制はどれくらい進んでいるのでしょうか?

水田:サブアカウント利用による不正対策の取り組みは、昨年9月から本格的に開始し、現在も強化して実施しております。

9月は、複数アカウント利用の抑制機能を追加し、不正なログインを1日あたり12,000アカウント分抑制しました。

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さらに、通報カテゴリーに不正行為(複数アカウント利用)を追加しました。新カテゴリーに通報していただくことで、対応実施につながります。見かけた際はぜひご協力お願いします。

利用制限についてですが、これまでAIを用いたアカウントの自動停止などは実施していません。また、特定の配信枠における行動だけではなく、そのアカウントのPococha全体における行動で、対処すべきかを判断しています。そのため、目の前のリスナーさんが何も違反をしていないように思える場合でも、他の配信枠での行動を踏まえると違反に該当する場合や、サブアカウントの違反行為が確認された場合に、同一人物に紐づいたアカウントを停止することがあります。

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その他の質問への回答など、さらに詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。

「ポコフォーラムvol.12」の全編はこちらの動画をご覧ください。